行政書士の専任業務を考える

行政書士試験の合格通知が届いて約半年が過ぎました。

Twitterなどで同じく合格した人の開業報告や行政書士登録した報告などが、続々と意識高く発信されております。

 

そんな中私は、登録前に実務を少しでも覚えておこうと思い、実務講座や書籍を調べて

・どのような業務があるか?

・自分は何がしたいのか?

・独立か・兼業か?

などを考えて、今に至っております。

去年の行政書士合格者は5,800人くらいいたので、中には私と同じように開業について悩んでいる人もいるのではないかなと思い、この記事を書きました。

今回の内容は

行政書士業務の種類

専任としたい業務

独立か兼業か?

というテーマで書きました。

これから開業しようとする人やまだ開業する予定が無い人にも少しでもプラスになればと思っております。

 

行政書士業務の種類

既に合格されている方や今受験している方にとっては当然知っていて当たり前のことだと思いますが、行政書士の仕事は1万種類以上もあります。

行政書士業務の種類

・官公庁に対しての許可・認可申請書の作成・代理申請業務

(営業許可・建設業許可・宅建業許可・外国人の在留・帰化申請)

・権利義務に関する書類の作成・相談

(遺言書作成・遺産分割協議書の作成・念書や示談書の作成・相談)

・事実証明に関する書類の代理作成・相談

(株式会社や一般社団法人の議事録作成や会計帳簿など)

多岐にわたる業務を受任することができます。

 

これらの手続きや申請は個人で作成・提出できますが、時間と手間が多くかかることが想定されますね。

このような煩わしい手続きや書類作成・提出を請負い代理で実行できる資格が行政書士となっており、そこに仕事が発生するのです。

 

これだけ多くあると『自分には何ができるか』を絞り、自分の業務を見つけそこに磨きをかけていくことが必要だなとつくづく思います。

願わくばその業務を3〜4つ程専任として行うことができれば更に良いですね。

 

専任としたい業務

数多くある行政書士業務の中で専任業務を見つけ、そこで営業・集客をして業を営んで行く必要があります。

そこで『自分には何ができるか』を考えますが、「何ができるか」ではなく「何をしたいか」や「何が必要とされるか」を考えることで専任業務を見つけることができるのではないかと思いました。

実際自分が「これがしたい!」や「こういうことが必要だ!」と考えるほうがより具体的にイメージが沸いたり、開業後の業務を長く続けていけるのではないか?と考えたからです。

例えば、私は仕事上で建設会社や不動産業の方とやり取りすることが多いので、建設業許可申請業務や会社設立業務などや、必ず誰しも直面する親や親族の終活や遺言、相続関連は必要となってくる業務と思っております。

この3〜4つの実務の勉強を開業までに一通り実施し、垂直立ち上げを目指すことが当面の目標とします。

 

開業は独立して?それとも兼業?

実際開業するとなると、現在の仕事を辞めて独立するか、それとも現在の仕事と兼業で行っていくかという選択を迫られます。

私としては兼業で営んでいこうかと考えておりますが、行政書士を専業としている方からすれば、「兼業など片手間でできるような仕事ではない」と言われそうですね。

しかし、私には家庭や家のローンなど、現在の生活を維持していく必要があるので、どうしても兼業という選択肢にならざるを得ないかなと・・。

せっかく3年間必死で勉強して資格取得出来たので、どうにか開業はしたいと思っておりますが、ここで大きな壁が立ち塞がります。

現在の会社が基本兼業を禁止としていることです。

表向きは「申請を上げて通れば兼業は可能」と就業規則には書いておりますが、実際申請を上げている人間がいないことと、営業で外回りの時に本業以外に時間を使っているのでないかと勘ぐられてしまうことが想定できるからです。

ここは上長含め、同僚などと話し合いを続けていく必要がありそうですね

(独立か兼業については別の記事で詳しく書いていきたいと思います。)

 

まとめ

今回は

行政書士の仕事の種類

専任としたい業務

独立か兼業か

というテーマで書きました。

合格発表から半年が経ち、合格された方で既に登録・開業された方や、開業に向けて前向きに着々と準備を整えている方、私のように開業を悩んでいる方などそれぞれ立場は違いますが、行政書士を仕事としてやっていきたい!という思いは皆さん一緒です。

今後も行政書士に関する仕事のことや受験のことなど少しでもお役に立てる情報を発信していきたいと思っております。

 

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