【行政書士試験初学者向け】行政法の勉強方法やコツを分かりやすく解説

行政書士の試験勉強を始めたばかりの方は

”勉強を始めたが行政法の内容が良くわからない。”

という方も多いのではないかと思います。

おそらく、

・初めて聞く内容が多い
・用語が多いため分かりにくく覚えにくい。

という理由が大半だと思います。

実際に私もそうでした。

更に、行政書士試験の中でも一番配点が高い。

という事実。

今回は行政書士の初学者の方向けに

一番配点の高い行政法の勉強の方向性やコツなどを分かりやすくお伝えします

◆行政書士試験の中でも行政法は一番大事??

とよく言われております。

『行政書士』と言うだけあって、行政に絡む仕事が大半となるので、

その法律の知識を一番必要となるのは当たり前のことですね。

細かい話をすると、「行政法」という法律自体はなく、総称で言ってます。

行政法総論
行政手続法
行政不服審査法
行政事件訴訟法
国家賠償法
地方自治法

の順番で試験には出てきますが、他にも沢山あります。

・・・っていきなりウッときた方もいらっしゃるかもですが、一つ一つの条文はそんなに多くなく、勉強していく中で慣れてきます。大丈夫です!

◆なぜ一番大事なのか・・?

というと

試験の中で一番配点が多いからです!

行政書士試験は

基礎法学
憲法
行政法
民法
商法・会社法
一般知識

という項目になっており、

配点は

基礎法学  :8点
憲法    :28点  
行政法   :112点
(記述式の配点抜きで92点)
民法    :76点
(記述式の配点抜きで36点)
商法・会社法:20点
一般知識  :56点

合計    :300点

となっております。
(一般知識が意外と高い。。。)

※詳細はこちらでも紹介してます。→行政書士資格ってどう?

上記の通り全体の三分の一を行政法が占めております。

よって

「行政法を制する者は行政書士試験を制す」

といっても過言ではないです!(・・・いや過言か。)

◆具体的な勉強方法は・・

初めて見る方や勉強を始めたばかりの方は聞いたことがあるかもですが、

『行政法は暗記』

とよく言われます。

まさしくその通りで、結局暗記が重要な勉強法なのですが、

その暗記に行きつくまでに絶対しておかないといけないことがあります。

それは『理解』です。

この「理解」が非常に重要です。

内容や各行政法の流れを理解してないままにただ暗記をしたところで、

全く点数が伸びません。

それどころか、一番配点が高い分、致命傷に陥りかねません。

今年の試験で私は記述抜きの自己採点で82/92を取ることができました。

(しかし、とんでもないミスをしでかしてしまったのです・・詳しくはこちら→2021年 行政書士試験!!

その理解をしていく為の流れを書きます。

難しいことではないのです。誰でも実践可能です。

テキスト(1単元ごと)

練習問題(勉強した単元のところ)

分からない箇所が出てきたら、YouTubeに上がっている
行政書士の講義動画を探して、ひたすら見る。

過去問

まぁ月並みの流れですかね・・・。

テキストはどこの資格学校のでも良いのですが、

私は行政法のみを扱っているテキストを購入しました。

「わかる行政法」というテキストです。

はじめは意味が分からなかったのですが、講義動画と合わせたり、2周目くらいから段々と内容を掴めてきます。

こちらは私が1年目の時に実施した独学の勉強法ですが、

1年目で結果が振るわなかったため、2年目は絶対負けられないと、更にブラッシュアップした内容で取り組みました。

少しお金は掛かるけど、カリスマ的な弁護士YouTuberである、ゆーき先生の「神ノート」を購入し、講義動画も視聴しました。

これはめちゃくちゃおススメです。

教え方がめちゃくちゃ上手いのと、ゆーき弁護士の今までの経験則上で、的確な勉強範囲を教示してくれるので、講義を何度も聞いて問題を解くという流れでかなり実力が付きます。

「いやいや私はお金を掛けずに自分の力で合格するんだ!」

という方は行政書士試験対策のYouTubeはかなりの数がUPされていますので、何度も何度も聞いて、問題集を回してください。

(個人的には
「行政書士独学サポートチャンネル」で全般学べて、
記述式の対策は佐藤先生の「行政書士独学応援」がおススメです。)

おススメの問題集は「合格革命 肢別過去問集」です。

かなりの方が購入している問題集です。

私は購入しておりませんが。。。

私の使っていた問題集は「行政書士合格道場」というサイトです。

ネット上でいつでもどこでもスマホを使って手軽に出来る問題集で、

過去問と練習問題と一問一答に分かれている、かなりのボリュームの問題集です。

書籍にしたらどんだけ太いものになるか・・ってくらいめちゃくちゃ問題が多く収まってます。

講義(テキスト)→問題集・過去問を何周か回していった後に、暗記に取り組むと、かなり覚えられ、

記憶の定着にも適しています。

暗記の仕方については似たような条文や論点を並べて紙に書き、その内容を覚えていくスタイルが

めちゃくちゃ有効です。

記述対策にも効果的です。

◆まとめ

という訳でかなり長い内容となってしまったのですが、

行政書士試験の肝となる行政法の有効的な勉強法は

3つのタイプに分けまとめます。

Ⅰ〈お金を掛けたくない〉

①テキストを購入し、読み込む
②講義動画視聴
③練習問題
④過去問

上記の②~④を何周も繰り返し暗記に突入。

時間は掛かる可能性があります。

Ⅱ〈お金はあまりかけたくなく、効率よく仕事と家族の時間の合間に勉強したい〉

①「ゆーき大学」の講義動画の視聴と「神ノート」の併用
②練習問題
③過去問

上記①~③を何周も繰り返し暗記に突入。

Ⅲ〈お金をかけてでも一発合格を目指す。〉

①LECやTACの資格学校を受講

正直お金があって何としても一発合格を目指すのであれば、

やはり資格学校が一番です。

上記ⅠとⅡはそれに加えて資格学校の模試受験もした方が良いですね。

私は2年間、行政書士の勉強を重ねているので、その中で

自身の失敗体験から思うことも多く、

初学者の方は1年目で1発合格を目指していただきたいです。

この記事を見ることにより、皆さんの試験合格にほんの少しでもお役立てできたら良いなと考えております。

今年の試験にまた失敗してしまった場合、(発表は2022年1月26日です・・。)

来年3度目の試験を受けますので、その時は是非一緒によろしくお願いします!がんばりましょう!!

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