行政書士合格から3年。会社員として働きながら実務に踏み出すまでの記録 #2

※この記事は、私が note で連載している
『行政書士合格から3年。会社員として働きながら実務に踏み出すまでの記録』
シリーズと同内容です。

内容は note と同じですが、ブログ用に一部加筆・調整しています。
note 版はこちら

#2 行政書士実務を“自分ゴト”として考えてみた

行政書士試験に合格してから、気づけば3年が経ちました。


合格したからといって、すぐに実務が始まるわけではなく、
「この資格をどう活かすのか?」
という問いを、ずっと自分の中で考え続けています。

行政書士の資格は、取得すれば企業への就職に直結するタイプの資格ではありません。


行政書士法人の求人は決して多くなく、仮に見つかったとしても、
現在の会社員としての収入を下回るケースが現実的には多いようです。

つまり、行政書士とは

「資格を取って就職する」資格ではなく、
自分で仕事をつくっていく資格。

この前提を理解するにつれ、
会社員として営業職に就いている自分は、

・どの分野から実務を学ぶべきか

・どのように学び、日々の仕事とどう結びつけていくのか

 

を、より具体的に考える必要があると感じるようになりました。

 


営業職としての経験と、行政書士実務に求められる視点

 

私は現在、会社員として営業職に就いています。


行政書士の実務と直接結びつくわけではありませんが、
これまでの仕事を振り返ると、行政書士業務にも通じる要素は少なくないと感じています。

相手の状況を丁寧に聞き取り、ニーズを引き出す力

行政書士の仕事は、依頼者の悩みや状況を正確に把握するところから始まります。


営業で培ってきた「聞く力」や「質問の組み立て方」は、
実務においてもそのまま活かせるスキルだと感じています。

スケジュール管理・案件管理の習慣

営業職と同様、行政書士の仕事も複数案件を並行して進めることが前提です。


許認可の期限管理、必要書類の準備、進捗管理など、
日々行っている業務管理の感覚は、そのまま実務力につながると感じています。

お客様に安心して任せてもらうためのコミュニケーション

行政書士は専門家ですが、専門知識だけで信頼されるわけではありません。


「どう伝えるか」「不安にどう寄り添うか」といった部分も重要です。


営業で身につけたコミュニケーションの感覚は、
行政書士としての信頼形成にも大きく関わると感じています。

こうして振り返ると、
行政書士実務は完全なゼロスタートではなく、
れまでの経験を土台に積み重ねていける仕事だと考えられるようになりました。


行政書士に向いている6つの要素から考える「自分の課題」

石下貴大さんの
『行政書士の「お仕事」と「正体」がよくわかる本』(P26)では、
行政書士に向いている人の特徴として、次の6つが挙げられています。

・素直さ・謙虚さ
・行動力
・先入観にとらわれない姿勢
・向上心
・コミュニケーション能力
・自信

この中で、特に自分が意識すべきだと感じたのは、

行動力
自信

の2点です。

会社員という立場では、
ある程度の仕組みや守られた環境の中で行動できます。

しかし、行政書士として依頼者から直接仕事を受ける立場になると、

行動のスピード
判断に対する自分自身の確信

が、これまで以上に求められます。

お金を払って業務を任せていただく以上、
「この人にお願いしたい」と思ってもらえる姿勢や態度は欠かせません。

今の仕事で培ってきた経験を土台にしつつ、
専門家としての行動力と自信を、少しずつ育てていきたいと考えています。


行政書士の仕事は4つの柱で考えると整理しやすい

同書(P30)では、行政書士の業務は大きく次の4つに分類されています。

許可・認可業務

建設業許可、各種営業許可、在留資格など

権利義務に関する業務

相続、遺産分割協議書、内容証明、定款作成など

事実証明業務

調査に基づく図面作成、議事録作成など

コンサルティング業務

行政手続き全般に関する助言やサポート

こうして整理してみると、
どの分野を軸にするか」で、
仕事のスタイルや関わり方が大きく変わる資格であることがよく分かります。


現時点で興味を持っている分野

現段階で、自分が「学んでみたい」と感じている分野は次のとおりです。

・通信講座で触れた相続実務
・建設業許可などの許認可分野
・車庫証明や名義変更といった生活密着型サービス

営業職として培ってきたヒアリング力や整理力は、
これらの分野とも相性が良さそうだと感じています。

もっとも、今はまだ方向性を固定する段階ではなく、
学びながら少しずつ見極めていくフェーズだと考えています。


次回予告

次回は、
実務を学ぶうえで、まず理解しておくべきことは何か?」
というテーマについて、
現在読んでいる2冊の書籍を参考にしながら整理していく予定です。

会社員としての経験も重ねながら、
無理のないペースで、実務理解を深めていきたいと思います。

 

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